2013.06.27
会員活動状況
本学卒業生棟田雅也さんが国際学会で発表しました。
6月27日にマレーシア・クアランプールで開催されたアジア・スポーツマネジメント学会2013年度大会にて、本学経営学部スポーツ経営学科卒業生(2012年3月卒業)で、現大阪体育大学大学院生の棟田雅也さんが“Decision Making and Learning Motive in Sport Management Education”と題した研究報告を行いました。
棟田さんは、日本のスポーツマネジメントを専攻する大学生の進路決定の動機と学習上のモチベーションを明らかにすることを研究課題として、日本の大学でスポーツマネジメントを専攻する学生へアンケート調査を実施し、その成果を報告しました。調査では、
・回答者の90%が男子学生であったこと
・90%の回答者がとしてスポーツマネジメントを専攻の第一希望として考えていたこと
・90%の回答者が高校3年以降で受験校を決定したこと
・大学への入学に際しては、教師や友人の推奨が大きな影響を与えていること
・70%の回答者が大学は資格を取得することができる、あるいは正規の職を得ることのできる場所であると考えていること
・クラブ活動などの課外活動は、学生生活の中心であると考えていること
などが明らかになり、今後のスポーツマネジメント教育においては、そこで学ぶことによってどのようなキャリア展望が描けるのかを可視化することやキャリア教育などの整備などが必要になることを提起しました。
興味深い報告に対し、会場では活発な議論が展開されました。
